クリエイター同士の評価を、次の創作へ。 DCPアワードが目指す「価値循環型コミュニティ」
ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)代表の別所哲也氏と、当社代表取締役 社長執行役員 CEO兼COOの平子惠生が、「DCPアワード」の成果と今後の展望について語る対談動画を公開しました。
クリエイター同士による作品の評価を、次の創作活動や資金支援へどのようにつなげていくのか。本記事では、動画で語られた内容をもとに、デジタル技術と金融を組み合わせた「価値循環型コミュニティ」の可能性をご紹介します。
クリエイターが見いだす、作品の新たな価値
DCPアワードは、過去にSSFF & ASIAへ参加したクリエイターが互いの作品を鑑賞し、投票によって受賞作品を決める取り組みです。今回は、過去作品の中から35作品が集まり、クリエイター自身が評価する側にも参加しました。
一般的な映画祭では審査員が、オーディエンスアワードでは観客が作品を選びます。一方で、作品を生み出す過程や難しさを知るクリエイター同士が、互いの作品を評価する機会は多くありません。過去の作品にもう一度光を当て、クリエイター同士が新たな価値を見いだす。DCPアワードは、参加者がコミュニティの中で自律的に作品を評価し、高め合う新しい仕組みへの挑戦です。
「評価」を次の創作活動へつなげる
クリエイターが活動を続けるには、作品が評価される機会だけでなく、制作資金や発表の場、ファンやほかのクリエイターとのつながりも必要です。動画では、DCPアワードを作品の選定だけで終わらせず、将来的にはクラウドファンディングなどを通じて、次の創作活動を支える仕組みへ発展させる構想も語られています。
作品の視聴や評価、情報発信、イベントへの参加といったコミュニティへの貢献を可視化し、その実績に応じたリワードや支援へつなげる。作品への評価がクリエイターへ還元され、次の作品を生み出す力となる循環を目指します。
トークン化預金で、貢献とお金をつなぐ
こうした価値循環を実現するには、コミュニティ内で生まれた評価や貢献と、実際のお金の動きをつなぐ仕組みが必要です。
その役割を担うのが、DCPが提供するトークン化預金プラットフォームです。トークン化預金は、銀行預金にブロックチェーンなどの技術を活用し、デジタル上で機能を拡張したものです。
活動データやあらかじめ定めた条件と資金移動を連動させることで、コミュニティへの貢献に応じたリワードの付与や、制作資金の調達、作品の利用実績に基づく収益分配などへの活用が考えられます。
今回のDCPアワードでは、まずクリエイター同士による投票や評価の可視化を実施しました。次のステップとして、トークン化預金DCJPYを活用したリワードやクラウドファンディング、クリエイターへの支援など、コミュニティ内で資金が循環する仕組みを検討していきます。
世界のクリエイターがつながるコミュニティへ
対談では、DCPアワードの仕組みを日本国内にとどめず、世界で活動するクリエイターへ広げていく展望も語られました。国境を越えて作品が届けられ、クリエイター同士が評価し合い、ファンとともに次の創作を支える。そこに、権利や取引に関する情報と資金の流れをつなぐデジタル基盤を組み合わせることで、持続可能なクリエイターエコノミーへ発展する可能性があります。
35作品の相互評価から始まったDCPアワードは、作品への評価を次の創作へつなげる第一歩です。DCPは、デジタル上で生まれる多様な価値や貢献とお金の動きをつなぎ、新たな価値循環を生み出すユースケースの社会実装に取り組んでいきます。

